7割のお客様は値上げを受け入れる

ただ単に値上げするだけではお客様は離れてしまいます。

美容室の平均客単価を上げるためには、高単価のメニューを作り、カウンセリング力を上げていくことがポイントです。

美容室の客単価と売上には深い関係があります。客単価が売り上げに直結していると言っても過言ではありません。売り上げは、客単価 × 客数なので、客単価を上げるか回転数を上げなければ売上は伸びません。

客単価の上げ方の基本となる「アップセル」と「クロスセル」

アップセルとは本来お客さんが購入するはずだった商品やサービスのグレードアップを促し、よりグレードが高いものに興味を持ってもらい、自然に購入してもらうという考え方です。
お客さんが本当に興味を持っているものや、求めているものを提案しなければなりませんので、事前のヒアリング力が重要になります。

例）内容のグレードを上げる。（カラーやパーマの薬剤や施術のグレードアップ）

クロスセル

クロスセルとは複数購入を促すという考え方で、オプションメニューを作ることを推奨します。
また購入することで得られるメリットや購入しないことによるデメリットを伝えましょう。

例）「お誕生月なのでトリートメント半額です」と期間限定のキャンペーンをするのもいいでしょう。

リピート（回転数を上げる）していただくために必要なこと

丁寧なカウンセリングと提案を行い、イメージどおりに仕上げることでお客様の心を掴みます。

また最後にアフターカウング（スタイリング方法やホームケアの方法、スタイリング商品の紹介、次回の予約を確認するなど）して、次につなげます。

今後も原材料費や人件費の高騰は続くことが予想されます。
お客様とSNS等で積極的にコミュニケーションを取り、値上げが許されるお店作りの経営が求められます。